Toyou's Dreamの作品
デッドマン・スイッチ
12月25日、クリスマスの朝。薄暗く散らかった寮の廊下、点々と続く赤黒い血の跡、そしてその先で人間を貪っているゾンビ！なにが起きているかもわからず逃げた先で出会ったのは全身黒づくめの怪しい男・蓮。初対面にもかかわらず「俺の叶多」だ「可愛い」だ世にも恐ろしい発言をしながら出るわ出るわ罵詈雑言が。ひょんなことから二人でゾンビが蔓延るキャンパスを逃げ回ることになったものの、実はその出会いは偶然ではなくて――…。「やっぱお前、生きてる時が一番可愛いよ」
Turning～新しい未来をこの手に～
平民出身のオメガとして初の魔兵団長となったユードだが汚名を着せられ処刑されることに。生きることに疲れていたユードは静かに己の死を受け入れたが、目を覚ますとそこは11年前の過去だった。永遠に失ったと思っていた”未来”を再び手にした今、もう二度と同じ過去は繰り返さない。生き残るため、世界を救うため――かつてこの手で殺したあの男を生かし、新しい未来を掴んでみせる。
紙の花
「――勝手に傷つくことも触れさせることも絶対に許さぬ。お前の命も体も…なにもかも余のものだ」唯一自分を愛してくれた母を失い、絶望の末絶壁から飛び降りようとした悠苑（ゆおん）は、そこで偶然見かけた美しい男――皇太子・鳳（ほう）に一目惚れしてしまう。救世主だと考え、なんとしてでも皇宮に連れていってほしいと懇願する悠苑に興味を持った鳳は、体を重ねていくうちに段々と彼に執着するようになり…。「母さんが好きだったあの花よりも鮮やかで美しい男。どうせ死ぬなら、あの光に焼かれて死にたい――」
キツネの足かせにキスを
大好きな兄、狐白が 「10日過ぎたらまた会えるから」 と言って俺の元を去っていった。 その約束を信じた俺は10日、1年、5年――と狐白を待ち続けた。そして10年後、とある小さな町で見つけた俺の大切な狐白。 もう決して離れない。 また離れ離れになるのなら、いっそのこと…
魂約
「陛下のご命令だ!尚薬直長は毒薬を持って来い!」斬首刑が下された罪人に出す毒薬に体を麻痺させる麻沸散を混ぜた温麗。それに対して罪人は「この恩は必ず返す」という言葉を残し、毒薬を飲み込んだ。そして12回も斧を振り下ろされる罪人を無慈悲な眼差しで見つめる皇帝はまるで感情を持たない人のようだった。その夜、悪夢にうなされる温麗。だが翌朝、なぜか不思議と体が軽いのだが…?一人は尚薬局の直長、もう一人は天下に号令する皇帝。二人の身に何が起こったのか――
WHO'S YOUR DADDY? 俺を孕ませたのは…?
記憶のない仮面舞踏会の夜から４ヵ月、連続殺人犯の捜査に明け暮れる日々。第２警備団団長・ルイスは、訓練の最中に突然気を失ってしまう。目が覚めたルイスは、自分が妊娠４ヵ月だと告げられて…
